なぜアイリスト天野は、まつ毛パーマなのか?代表インタビュー Vol.2
20 歳でローヤル化研( 美研) の創業者であり父( 故) 本多が運営するローヤルビューティーセンターに就職した天野。まつ毛パーマ施術に加え、二重まぶた形成化粧品の販売などにも関わり、キャリアを築いてきました。そんな中、2012 年に父が急 倒し、会社を受け継ぐことにー。
日々大きい出来事は無いかもしれないけれど、「当たり前のようで当たり前でないこと」が「当たり前 」に起きている、すごさ。
社長になるとは思っていなかったのですが、この会社を残したいとはずっと前から思っていました。自分が生まれた時からずっとあるものなので…。
たまたま身内が会社にいたころ、父から「いまだったらちょっと勉強しに行ける から、石の上にも 3 年っていうからね、3 年くらいちょっとどっかに行ってきなよ」と、ポイっと会社から放り投げ出されちゃって…。 悩んだ末に、食に関わる仕事に就いたのですが、そんな折り急に父が倒れてしまいました。「石の上にも 3 年」の道半ばで会社を継ぐことになりました。
「サロンを、会社を、お客様を守らなくては…」使命感で走り続けた 10 年
就任後は、以前と同様にサロン業を行いつつ、一方で当時、市場が盛り上がりつつあった二重まぶた形成化粧品の製造販売事業も引き継ぎました。会社を少し離れていたので、あまり勝手がわからないなか突然、商品の容器が今後は日本で作ることができないと取扱業者から報告を受けてしまい、、、、。
右も左もわからないなかで「取引先には迷惑をかけられない。穴は開けられない!」という使命感だけで「こうしよう、ああしよう」「これだったらいけるのでは?」と、手を差し伸べてくれる方々ととにかくガムシャラに駆けずり回っていました。
サロン事業とコスメ事業の二足のワラジ状態だったため、社長としての職務を全うする前に、すぐに解決しなければならない問題が目の前に転がりすぎてて笑。
最終的には、取引先に頭を下げながら何とか納期を少し先延ばしにしてもらいつつ、生産体制を整えていきました。 「サロンを守らなきゃ、会社を守らなきゃ、お客さまを守らなきゃ」、「困るお客様がいっぱいいる!」といった使命感だけで必死こいて生きていた、という感じでしたね。
一番嬉しいのは、「お客様からのお手紙」。施術後の「笑顔」を見ることが、毎日楽しい。
この 10 年で、とにかく一番嬉しかったのは「お客様からのお手紙」。ああ、やっ ていてよかったな、こんなに思ってくださる方がいるんだな、これからもこういう大切な人たちの想いは無くしちゃいけないなと、本当に嬉しくもあり、また、身が引き締まる想いで背筋がググッと伸びました。
お葉書に一言添えて頂いたり、封書で送って下さったり、サロンに通ってくださるお客様から直接お礼を言われたりと、いろいろな形で感謝の気持ちを目の当たりにした時、「ああ本当によかった!」とつくづく思います。
日々を忙しく動き回るなかで、すごく大きな出来事ってそうそうないけれど、当たり前のようで当たり前でないことが当たり前に起きている、ということがすごいことだなって改めて考えさせられます。
お仕事である以上、全力でお悩みを解消することは当然のこととして、相手が困っていれば困っているほど、そのお悩みのために発揮できる「力」があるっぽいです笑。本当に諦めたくなくて。
でも、当サロンのまつ毛パーマは、しっかりとした経験と技術で支えられているので、どんなお客様にも対応できます。「この短い毛をどうしてもこうしたいけど、この長い毛の方はこうしたい」といった割と複雑なご注文でも、専用のロッドを変えることで対応が可能です。
そういった、細かなお悩みがあるお客様を施術させていただくのが、自分の中では「やりがい」に感じられます。お客様に「終わりました!」と伝えると、みなさま笑 顔なんですよね。パっと晴れやかな顔になる。「ああ、すっきりしました。ありがとう!」「気持ちも何だか明るくなりました!」という方がたくさんいらっしゃいます。終わった時に一声かけてくださるお言葉や、すっきりした明るい表情などを見るのがいつも楽しいですね。 みなさま必ずと言っていいほど、「ちょっとしたいい顔」をします。ある意味お客様にとって当サロンで受けるまつ毛パーマが、いいリセットポイントになっている感じです。そういうものが「ああ続けて良かったな」という生きがいにもつながっている気がします。